Xvnc上でABAQUS/CAEを使う

Xming+PuTTYでリモートのWS上でCAEを使っていたのだが、描画が稀に乱れる、致命的なエラーが多発する、反応が遅いといった理由で別の方法も模索している。
その一環としてXvncをWS側で走らせてSSHのport fowardingでVNCのポートをローカルに持ってきた上でVNCを用いてみた。
Xvnc上では当たり前だがHWアクセラレーションは効かない。
ABAQUS/CAEはデフォルト動作としてOpen GLのアクセラレーションがあることを前提にしているらしくオプションなしで起動させるとリソースがないといって起動しない。Pythonの組み込み例外ValueErrorを吐いて落ちるのだがその際一緒にでてくる記述が"リソースが不足しています"となっている。記述が正しいなら発生させるべき例外の種類が違う気がする。
メモリもHDDも十分にあったので最初このメッセージに出会ったとき何を言っているのかわからなかったが、強制的にOpen GLをソフト処理させるとこの例外を吐かなくなったので足りないリソースはアクセラレーション用のリソースだろう。アクセラレーション用のハンドルの取得に失敗して無効な値が取得できたのでValueErrorということなのだろう、たぶん。
3D処理を完全にソフトでエミュレートさせているのでHWが使える場合に比べると著しく遅い。が、CPUの性能のおかげかぎりぎり使えなくもないレベルではある。


やはり快適に使うためには完成度が高く、Open GLも完全サポートしていて、ついでにサポートもよさそうな有償のPC Xサーバーを購入したほうがいい気がしてならない。アカデミックライセンスだとASTEC-Xが1ライセンス2万円ぐらいなのだが研究室で購入してくれないかな。