セッションレポ

昨日久しぶりにTRPGをした。

システムはソードワールド。シナリオは一言で言うと冒険者としての道を踏み外していく話。
いやはやTRPGの中で演劇することになるとは思わなかった。やったことのない悪役キャラを演じた。面白かったが、自分の中ですら悪役度をもっと上げられたのではと思うくらいなので周りから見たら悪役になりきれていなかったかも。
TRPGとしてやったキャラはエルフの若者トゥーイなのだが、どう考えても印象に残るのは劇中劇でやったレクター博士
シナリオの取り掛かりは、ライバル劇団の度重なる嫌がらせにより残すところ団長とその娘の二人だけになった劇団の明後日に控えた舞台をどうにかするというものだった。

NPCはやたら濃い面々。一番濃いのはエルフの王子「レゴルゴ13」。レゴラス+ゴルゴ13で、顔以外レゴラスなのだがゴルゴの顔が濃すぎてエルフに見えない。次に団長ツキカゲ・チグサ。まんまガラスの仮面のあの人です。後出てきたのは、団長の娘マヤ(もちろんガラスの仮面から)、最後に劇団から抜けたラック、最後まで違う名前で呼ばれてた二人組みライバル劇団オーナーのアンドレ(呼称プーチン)と団長(だったような?)ハン(呼称きゅうり大王)。

パーティーメンバーは、世界の破滅を予言してある謎の予言の書の内容を広めその予言を阻止するため冒険しているランダー、商会の跡取りロイエ、蛮族の姫君リンウッド、イーストエンドに生まれ傭兵をしているバレン、そしてエルフのボンボンであるトゥーイ。戦闘に向かない。書くキャラの主な職業を列挙するとプリースト、ソーサラー、レンジャー、シーフ、シャーマン。

シナリオとしては、団長は出てきてすぐそのシーン内で吐血して昏睡状態に、残った唯一の団員マヤはどう見ても大根役者、明後日には国王も来る公演、脚本すら出来ていない現状、さあどうするな状況で、脚本を書き練習をしつつリアルでの時間制限で公演といった流れ。バレン以外が公演の準備練習で手一杯になっている間バレンは情報収集や裏工作等、実に冒険者的なことをしていた。リアルに同時進行だったので裏で何が起こっていたかは終了後初めて知った。

公演準備に取り掛かってすぐに来たプーチンときゅうり大王を取り押さえようとするといつの間にかシャンデリアの上にいたレゴルゴ13に攻撃され瀕死になるものの撃退。プーチンは羽交い絞め、きゅうり大王は精神攻撃により気絶させて捕縛。GM的にはまずい展開だったようだ。

公演した劇のタイトルは「砂の中の城ラピュタ」。ストーリーは細部は違うがほぼラピュタ。ストーリー構築はワンス・アポン・ア・タイム方式でやった。ネタカードが多い中、最初に引いた10枚の中が割とまともだったので逆に作りにくいというトラブルもありつつ、2〜3枚入れ替えたがほぼ最初に引いたもので作った。2〜3時間で考えた割にはそれなりの出来なのだが、演出のほとんどが古代語魔法だったり精霊魔法だったりするので現実では無理。ソードの世界観の中でも普通の劇団にルーンマスターはいないのでおそらく無理。

公演中も呪歌でラジオ体操を踊らされたり、エキストラに紛れ込んでいてマジ戦闘に発展したりしたが、何とか公演は終えることが出来た。途中の戦闘ではレクター博士が一人瀕死ではなく殺してしまった。いやあそこまで回る(2回クリティカル)とは思ってなかった。まあその後すぐに手下のはずのゾンビに倒されたが。おかげで「目が!」といって落ちるシーンが出来なかった。非常に残念。