さすがソ連?

ふとしたきっかけで、潜水艦を調べてみた。すると、出たソ連

まず現役の戦略原潜これ。まあ少々大きいがそれも前の世代のタイフーン級に比べれば若干小さくなっている、何の変哲もない原潜である。

このまともな原潜とは別にあったプロジェクト985(ボレイ級はプロジェクト955)がすごい。計画だけが存在し試作艦も何も存在しない、計画倒れに終わったプロジェクトなのだが、これが提案されただけでもすごい。まして番号までついてそれなりに議論されていたようなのがさらにすごい。

プロジェクト985とは何かというと全長180m超、全幅30m超の大型原潜に一個戦車大隊を格納して強襲揚陸任務やらせようという無茶な計画。もちろん戦車に海上での移動能力などないため原潜の艦体そのものが直接陸地に乗り上げてその任務を行うようだ。

突っ込みどころが満載過ぎる計画だ。まず原潜に戦車を積もうという考えがすごい上、直接乗り上げとは。乗り上げた後どうするつもりだったんだろう。そもそも原潜で陸地に乗り上げれるのかという問題は、勢いでどうにかするということにしておき、乗り上げた後無防備になると思うのだがどうだろう。はっ、もしや使い捨てなのか。原潜を使い捨てとは豪気を通り越して狂気だ。

仮にもしこの計画が実現していてしまった場合、どう考えても最初の攻撃対象は日本。この巨体で米国本土まで察知されずにいけるなどと考えているとは思えない。ということは、北海道もしくは東北・新潟あたりの海岸に潜水艦が乗り上げている図という反応に困るものが見れてしまったのだろうか。