ソラノヲト「蝉時雨・精霊流し」

多脚戦車なのに砲弾は自動装填でなく手動なのな。装填する砲弾間違えてないよね。その拳銃弾を大きくしただけ見たいなのは、どう考えても成型炸薬弾じゃないだろ。あと、他の機体との連絡手段はやっぱりラッパなのな。操作法も前時代的なものだし。
今まで描かれてきたタケミカヅチの技術レベルからすると、砲弾が自動装填でないのは好みの問題だとして他との情報リンクがまったく無いのは考えにくいから、単にオーバーテクノロジー過ぎて扱えてないだけかも。操作系に関しては、作れなかったんだな。
そういえば、タケミカヅチも光学系レンズの収差に対して尤度がほぼないとか言う設計欠陥に近い問題もあったっけ。しかも合わないレンズを取り付けただけで起動しないとか、本当に戦場で動いていたのかそれ。嗜好品ならともかく兵器をそんなデリケートに作るんじゃない。
過去の戦いがチラッと出たが、今のタケミカヅチと昔のタケミカヅチ大きさ違わなくないか。主砲を90式と同じ120mm44口径と考えると、砲身長さが120*44で大体5m半。それとの比較で大体車体部分が長手方向に5m、幅方向に3mぐらい。2人(砲手と車長、残りの操縦手は車体側)しか搭乗しない90式の砲塔よりも小さい。とても5人搭乗した上でなお余りある空間が、あの中に確保できるとは思えない。120mm44口径という仮定がそもそも間違いか。今までの内部区間の描写からすると長手方向に4〜5m、幅方向に2m、高さ方向に1〜2mは搭乗スペースとして確保されている。これになにで動いてるのか知らんが主機、燃料庫、弾薬庫、各種装甲の分を追加すると、幅方向は良いとして長手方向が足りない。長手方向を7mだとすると砲身長さが7m以上ということになる。140mm55口径でも装備しているのかも。となると主砲発射の反動に耐えるのに必要な重量は60t以上。アクティブサスペンションを効かせてある程度軽減したとしても50t以上。そんな重量ではビルの壁面に取り付くとか無理だぞ。足が持っても、ビルの壁面が持たない。