ラズパイ用の電源#1

仕事でもいつの間にか30台程度のラズパイが私の管理下にある今日この頃。
ラズパイの電源系をなんとかしたい。

仕事で買う場合は社内ネットにつなぐ必要上ICT部門経由でケースやACアダプタとのセット品を購入しているのだが、今のところ5~6台がセット品にもかかわらず電圧不足の警告が出る。
まあ、CPUをフルで使わせることはそうないので出てても問題ないといえばないのだが気になる。

また、ただでさえ長期運用時に信頼度が怪しいMicroSDに対して、工場の現場に配置している都合上電源ぶち切り運用が重なり、1年程度で壊れるものが続出。
まあ、事前に予想できていたことなので、内部ストレージはバッファ扱いで必要なデータはWi-Fiが有効な時に別に立ててあるサーバに吐き出させている。
だから壊れたからといって大きなデータの欠落等が出るわけではないが、壊れてから気付いて新しいMicroSDに入れ替えて元に戻すまで、データが途切れることは確かだし、何より現場から回収して事務所で再セットアップしてまた設置しに行くのが手間。

ということで、ラズパイを安定して運用できるだけの出力があり、電源入力消失時にラズパイ側に伝えラズパイのシャットダウンの間は電力を供給できる電源が欲しい。
既製品があれば購入するが、既製品を探すことと並行して基板設計の勉強がてら自分で設計してみようかとも思う。

設計する場合の仕様は以下の通り。

  • 入力: 単相AC100V 商用電源 3極ねじ式端子台(N/L/E)
  • 出力: 4極ねじ式端子台(V+/GND/SOUT/SGND)
    • 電力
      • 電圧: 5V(+10%,-0%)
      • 電流: 定格3A
    • 信号
      • 電源入力消失伝達用にオープンコレクタ出力を1系統
      • 通常時はクローズで電源入力消失時にオープンとなり、その後30秒間は電力出力を維持
  • 形状: Raspberry Pi Zeroのケースと同程度の大きさ(79x38)

KiCADかDesignSparkPCBで図面を引いてみる。