携帯電話のメールフィルター

手持ちの携帯電話では指定拒否リストなるブラックリストと指定受信リストなるホワイトリストがメールフィルターの主軸となっている。ドメイン認証規制なるものもあるみたいだがhttp://www.au.kddi.com/service/email/support/meiwaku/email_boshi/filter/domain_ninsho/index.htmlを見る限りSPFなのかDomainKeysなのか判別できない。*1内容でのフィルタは"未承諾広告※メール拒否機能"、"URLリンク規制"、"HTMLメール規制"ぐらいしかない。PCでの主力になって久しいベイジアンフィルタなど影も形もない。何故なのだろうか。
サーバー側でベイジアンフィルタを用いるのは負荷の都合上無理があるとしても、PC同様端末側で行えばいいのではないだろうか。最近の端末は無駄にいいCPUを積んでいるようなのでメール受信時に自動的にベイジアンフィルタにかけてスパム判別するぐらい余裕ではないだろうか。確実にJavaVMの実行より楽だ。ワンセグ機能を付けたり音楽再生機能を付けたりするのもいいがこういった基本機能を強化するような方向性もありだと思うのだが、そういったコンセプトを持った端末を見たことがない。もしかしてビジネス向けの端末ならあるのか?


また、こんな無駄なことを考えたのはブラックリストの100件の枠を使い切ってしまいスパムをこれ以上抑制する手段がなくなってしまったからだ。ブラックリストは部分一致で判定してくれるのだがどうせなら正規表現にも対応してくれればもっと枠を節約できるのでぜひ対応して欲しい。しかし実装は容易でも一般ユーザーに対する説明が絶望的に面倒なので無理だろうなあ。みなは100件使い切ったりしないのだろうか。来たスパムの送り主のアドレスを片っ端から登録していたらすぐにいっぱいになると思うのだが。もしかしなくても、スパムメールが届きだしたらアドレスを変えてしまうのか?メールに限らず自分を表す識別子を頻繁に変える習慣を持たないので今のメールアドレスは10年前から同じなのだが、もしかして携帯電話においては異端?そもそもその間キャリアを変えないのも異端か?

*1:ただしSender Policy Framework - WikipediaによるとSPFのようだ。