自衛隊次期主力戦闘機FX

いまさらですが気になったので自分の意見を書いてみようかと。
まずは概略を、

航空自衛隊F4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機(FX)の選定で、防衛庁が米国の最新鋭F22戦闘攻撃機とFA18スーパーホーネット、欧州戦闘機ユーロファイターの3機種に絞り選定作業を本格化させていることが23日、分かった。同庁は来年度概算要求に米国などでの調査費用を盛り込む。
 同庁は中期防衛力整備計画(2005〜09年度)期間中に、老朽化で08年度に減数が始まるF4の後継機を7機調達することを決めている。現時点では性能の高さからF22が最有力候補だが、米政府の輸出承諾やコスト面で課題が多く、スーパーホーネットも有力視されている。 
時事通信) - 8月23日6時2分更新

個人的には大勢の読みどおりこの中ではラプターが妥当だと思う。

一時期、F/A22ラプターはあまりに高いのでF35JSFを選ぶのではないかとの話も流れたが、F35を日本が2009年中に導入することはもはや無理なことが決定している以上完全なデマだったのでしょう。JSF計画に参加してもいないのに参加国よりも早く配備できるはずがない。

今回導入を予定している機体の想定される敵機はSu-27/30フランカー、MiG-29ファルクラムさらに場合によってはF-15Kストライクファイター(コリアンファイター?)あたりではないだろうか。とするとユーロファイターはともかくスーパーホーネットでは少し苦しい。というよりもともとホーネットは海軍向けのはずなのだがいつの間に空軍向けに?あと同じNATO内であるとはいえ今まで米国の物を使っていたのにいきなり違うところのものを使うとなると機種転換に大幅にコストと時間がかかるのではないだろうか。さらに米国からどうせ圧力がかかるのでユーロファイターという選択肢も消える気がする。

コストを重視するなら空母での運用は考えられないのだから、スーパーホーネットよりF15Eストライクイーグルを導入したほうがいいと思うのだがどうだろう。現行のF15JはF15Cをベースにしている為、似ているようでかなり違うがそれでもかなりの部分で部品の共通化等がはかれ運用面でのコストも下がり相当安上がりになるのではないかと思うのだが。(といってもF22を導入することに対しての比較であり相当高価ではあるが。)

スーパーホーネットが押されている理由がいまいちわからない。詳しい人情報をいただきたい。

最後に現行のイーグルもおそらく2030年ごろには後継機に置き換えられることになると思われる。今回は無理だが、それまでに国内での航空機関係の技術力を高め、次こそは純国産戦闘機を導入してもらいたいと思う。その際、F2の二の舞だけはなんとしても避けてもらいたい。