会社の名前を背負って誤解を公開してて大丈夫?

以下の解説記事が大きな誤解を含んでいるがなんと会社の名前で投稿されている。
note.com

"他のフォーマットとの比較"で、コンテナフォーマットの比較項目に圧縮率を挙げるという意味の分からなさ。
コンテナフォーマットはただの入れ物であり、入れ物には圧縮率も何もない。あるとすれば格納効率ようはコンテナフォーマットによるオーバーヘッドの少なさだろうか。
WebMは対応コーデックが少ないというか汎用のMatroskaの中に入れるものに縛りを加えたのがほぼWebMなので映像系だとVP8/VP9/AV1ぐらいだが、比較対象のMP4やAVIはかなりの種類のコーデックのストリームが入る。あんまりやる人はいないけどH.264世代までならAVIに入った覚えがある。VP8 in AVIとVP8 in WebMを比べてその表は成立する?
AVIとWebMとの比較ということはRIFF*1とEBML*2の比較ってことではないの。

こんなこと企業名出してNoteに書いてて大丈夫と思っていたら、当該企業は自身のサイトでもこんなん書いてた。
first-tone.net*3
ここでも同様に"WebMと他のフォーマットとの比較"として以下のように書いている。

AVIフォーマットは、特に高品質の動画を保存するために使用されることが多い古いフォーマットです。

しかし、AVIは圧縮効率が低く、ファイルサイズが大きくなりがちです。

WebMは、より効率的な圧縮技術を使用しており、高品質ながらもファイルサイズを小さく保つことができます。

ということはこの企業としての公式見解ということか。

*1:Resource Interchange File Format

*2:Extensible Binary Meta Language

*3:リンクが誤っていたので修正